12日19時半ごろ、上弦前の月の明るい淵からおとめ座アルファ星のスピカ(白色の1等星)が出現します。掩蔽(えんぺい)あるいは星食と呼ばれる現象で、黄道(太陽の通り道)付近の恒星に見られます。
ただ、月の軌道(白道)と黄道は約5°傾いているので、1等星の掩蔽は珍しく、さそり座のアンタレス、おうし座のアルデバランなど、日本では数年に一度程度しか見る事ができません。
今回はスピカが月に隠される現象(潜入)は昼間で観測で来ませんが、出現は日本での観測に適した時間帯になっています。
カメラでの撮影には、手振れを防ぐために三脚とセルフタイマーを使い、大きくズームして写してみましょう。
ウィズモール担当:トウヨコランドリー